「3つの心理的欲求」
人間は、生理的・生得的な心理的欲求があると言われています。
1つ目は自律性(autonomy)の欲求。
宿題をしようとしていたのに、親に「宿題しなさい!」と言われた途端やる気がなくなってしまうこと、ありますよね。人間は自分の行う行動を自ら「責任」をもって「選択」したいという欲求が潜在的にあるのです。
2つ目は有能性(competence)の欲求。
途方も無い目標に向けて人は、なかなか努力を行えないものです。「やればできる!」という期待感や達成感を獲得したい欲求によって人は行動を始められるのです。
そして3つ目は関係性(relatedness)の欲求。
人間は周囲の他者と協力的・協調的な関係を築きたいという欲求も持っています。人は一人で何かを打ち込むよりも、他者との関係とのなかで行われる行動を好む傾向にあります。
この3つの心理的欲求は、あらゆる場面でアプローチとして用いることができます。
例えば、教育の場面においては"アクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)"という方略で活用されており、生徒が自ら学び、他者と関わりながら問題を解決していくというプロセスはまさに3つの心理的欲求を活かしているといえます。
また身近な例を挙げると、今では誰しもが使っているSNSも3つの心理的欲求を反映したものだといえます。TwitterやInstagramで自分の投稿を発信すること、そして、発信した内容を他者と共有したり、あるいは他者の発信に対してコミュニケーションを取りに行ったりすることはまさに、心理的欲求を習慣として落とし込んだ成功例だといえるのではないでしょうか?
人々を惹きつける魅力的なアイデアを生み出す際には、これら心理的欲求の条件を満たしているかどうかを判断基準にするのも良いのでは?
はじめまして!
僕はつい先日成人式を迎え、人生の岐路に立つ節目の年になりました。成人を機に、いよいよ将来について考える機会が増えたのですが、どうにもこうにも将来についてのヴィジョンが浮かばない。「自分はこれでいいのか?」という”夢”への疑念を抱いているのが現状です。本ブログを開設するに至った経緯も、それに起因します。
自らの現状
そもそも現在僕が教育学部に入学し、教員免許取得に向け日々学校に通うのも”将来は学校の先生になろう”という夢を持ってのことでした。高校時代まではその夢に疑念を抱いたことはなく、一片の迷いもありませんでした。しかし大学に進学し、経済的・生活的・精神的にある程度自立した環境に身を置くようになってからは、世界を見る目が広がり”教師”というかつての夢に「これでいいのか?」という思いがフシフシと自分の中で反芻するようになりました。
”教師”という道へ疑問を感じる...ならばコレなら!、という他の職業を見つけたのかというとそうでもありません。自らをどう将来へ身投げするか、という踏ん切りがつく以前に「どんな身投げ先が、どこにどれ程あるのか」すら知らないのです。僕には、職業選択をするための判断材料である”経験”が圧倒的に足りていないのだといえます。
ブログというアウトプット
そこで僕は「人生の夏休み」とも揶揄される大学生の有り余る時間を使って、何でも徹底的に経験をしてやろう、と思い立った訳です。幸いにも大学生の僕には、①豊富な知識を養うための大学図書館 ②未来について議論できる学友 ③ありあまる時間 が与えられています。
そして、この経験をし自分の中にインプット(知識として得ること)されたものをアウトプット(自らの形で表現すること)する場としてこのブログを用いたいと考えています。記事のテーマはまだ特に決まっていませんが、例えば読んだ本の書評を書いたり、ライフハックであったり、あるいは食レポだったり。。。僕が興味を持ったものは何でもこのブログでアウトプットしていきたいです。どのような形であれ、僕のアウトプットしたモノが、読者の方々の人生にとって一助にでもなればなあと思います。(特に、色々多感な10代後半~20代にとっての刺激材になるとうれしい)どうぞよろしくお願いします!